「大字三輪野江地内の水路整備に関する請願」、建設生活常任委員会で採択されました!

2022年06月08日

同僚の飯島正義議員が紹介議員となって6月議会に提出された「大字三輪野江地内の水路整備に関する請願」が今日、建設生活常任委員会で審査され、賛成全員で無事採択されました。
公明党の五十嵐議員から、「本請願の実現に向け、市は三輪野江自治連合会内はもとより市街化調整区域全体の水路の状況を勘案しながら、地域住民との連携を図り支援にあたること」との付帯意見が提案され、これも全員賛成で採択されました。

委員会終了後、議長室で請願者の方のお話を伺いました。
素掘りの水路はのり面が崩れやすく、崩れ落ちた土がまた水路に堆積してしまうとのこと。
それを予防するために木の杭打ちをしてコンパネ(ベニヤ板を貼ること)をしても、木なのでどうしても腐食してしまい5~6年しか持たなかったそうですが、何度か繰り返し行ったとのお話もありました。
農政課に何度も相談に行ったそうですが職員は数年で移動してしまうので、何度行ってもまた「何の話ですか?」と振り出しに戻ってしまうようなことも繰り返してきたようでした。

素掘りの用排水路。
これが田んぼと田んぼの間ならもっと市の介入が期待できるそうですが、宅地と田んぼとの間の用排水路になると市の介入が期待できないというお話もありました。
水による宅地の庭の浸食だけでなく、ウシガエルやザリガニによる浸食?もあるそうです。

令和2年度、用水路等の補修要望は90件出されました。
用水路に係る苦情は148件だそうです。
そして処理された件数は101件。
127件が積み残されています。
この補修と苦情への対処をしっかりと行うためには用排水路への予算の確保と、県の補助金をきっちりと取る努力が求められます。

先日も書きましたが、請願者の方は42歳の時に今の住居に引っ越してきて、以後42年間ずっと浸食と悪臭と害虫の発生に悩まされてきたそうです。
悩み続けている間に、なんと84歳になってしまいました。
驚くべきことだと思います。
同じような事態を二度と繰り返すことがないように、しっかりとした予算の確保を求めていきたいと心から思う(委員会での)請願採択でした。