「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書」反対多数で否決(@ ̄□ ̄@;)!!

2024年12月16日

この春、次男君は海外に赴任することが決まりました。
本人が目標としていたことだったので、それが叶うことはとても嬉しいことでした。
ただ、結婚を逃しちゃったなぁと、その時は思っていました。

もちろん結婚してもしなくても自由で私がとやかく言うことではありませんが、「しない」という選択をされるよりは「する」という選択をしてくれる方が嬉しいというのは何となくずっと思っていました。
それが急遽結婚することになり、大慌てで結婚して、次男君に続いて秋にはお嫁ちゃんが海外へと旅立って行きました。
この急な展開はとっても嬉しく、私はこの春からずっと幸せな気持ちの中で毎日を過ごしています。

ただ、ふたりに「苗字はどうするの?」と聞いたときの違和感はずっとあります。
結論から言えば、ふたりは「雪田」と名乗ることを決めました。
これも二人で決めたことだから、それで良いのだと思います。
ただそう決めたのは、夫婦別姓を選ぶと今の日本では戸籍上の結婚ではなく、事実婚となってしまうこと。
二人でいたいから結婚すると決めたのに、事実婚ではお嫁ちゃんの家族ビザが取れないから戸籍の上でも結婚するしかなかったという話は、心のどこかに正直わだかまりが残りました。
お嫁ちゃんは職場で相当頑張って仕事をしてきた人で、苗字と名前をミックスしたような愛称で職場の多くのみなさんから愛されていたようでした。
その苗字が変わるというのは、やっぱりとっても大きなことだったのではないかと思います。

私が結婚して、既に38年が経過しています。
私が結婚するころにはもうすでに「夫婦別姓」という話が出ていて、私の知り合いの中には間もなくそれが制度化されるのだからと戸籍上の結婚はせず、事実婚で通した人もいます。
また、戸籍上の結婚はしたけど、通称で旧姓を通している人もいます。
私も結婚するときに、苗字をどうするかは悩みました。
私の旧制は「霜越(しもこし」さんで、同じ苗字の人は人生の中で3回しか会ったことがない、父親の弟さんとその娘さん(従姉)しかいません。
その苗字も大事な気がしましたし、私は「しもこしさん」が訛って「しもこっちゃん」「いもこっちゃん」と呼ばれていて、そういう愛称にも愛着がありました。
が、悩んだ末「雪田」さんの姓になることを選びました。
あれから長い時間が流れたというのに、未だに夫婦別姓どころか選択的夫婦別姓も実現していないという事実にとても驚きます。

12月の定例議会で私が提案したのは、「選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書」でした。
今、国民の73%が理解を示し、石破首相だって総裁選の中では理解を示していた制度です。今トーンダウンしているのはもちろん知っていますが、今こそ実現してほしいと心から思うのです。
これだけ世論が沸騰している中で、反対する人、反対できる人がいるとも思えませんでした。
ところが今日の吉川市議会。
賛成したのは共産党と平和市民クラブの計6名のみ。
反対多数で否決されました。
びっくりです。
反対の理由は何だったのでしょうか。

公明党からは「昨日の(公明党の国会議員の)質問に対し、石破首相は議員立法が良いのではないか」という見解を示したと、オントウ(御党=共産党)は積極的に議員立法を目指していく姿勢があるのかどうかとの質問。
昨日の今日だから、私はまだ承知していないと答弁したところ、吐き捨てるような「把握しておくべきでしょう!」。
そして16名の議員が反対し、提案した意見書は否決されました。
ショックでした(@ ̄□ ̄@;)!!
結婚して姓を変えることで最も不利益を被っている女性議員3人も反対。
市民のみなさんに、一体何と説明するのでしょう。

「反対のための反対」とは、まさにこういうことだと思いました。