コロナ禍でも病床削減、しかもその財源は消費税(@ ̄□ ̄@;)!!

2021年10月22日

母が入所した施設から電話をいただきました。
状態が急変し、意識レベルもダウン。医師の判断で救急搬送とのことで、私もすぐに搬送先の病院に向かいました。血圧を聞くと上が180台とのことなのですぐに命の別状はないだろうと思いつつ、またまた連れてきたことが正解だったのか間違いだったのか、悩んでしまいました。

今回の転院にあたっての健康診断の結果、陳旧性の心筋梗塞があることがわかりました。
そして今日の急変もどうやら心疾患が疑われるようで、精密検査のため暫く入院することが決まりました。
病院では既に状態は改善していて、母は私の姿を探していました。
そういう母を見ると、連れてきて良かったなぁと思います。
もし岐阜に居たままだったとしたら、私は急変の連絡を受けて慌ててまずはチャッピーのホテルを予約し、連れて行き、それから自分の滞在するホテルを予約し・・・。いったい何日かかるかわからない一人ぼっちの岐阜での滞在を、淋しく続けなくてはなりませんでした。
近くに居るのでいつでも動けるし、母も何があっても私が何とかすると思っているみたいなので、きっと安心してくれていると思います。

母が入所している施設からは、看護師さんが救急車に一緒に乗って来てくれました。
検査のために救急処置室からストレッチャーに乗せられて出てきた母の顔は意外と元気で、「このまま、今日は帰ることになるかもしれませんね」と話すと、「靴は用意してきました。大丈夫です」とおっしゃいました。
へぇ~、凄いなぁ。用意周到、準備万端だなぁ、手慣れてるなぁと思い聞いてみると、特にコロナ以降、救急搬送しても帰されるケースがとても多いのだということでした。

夜中に救急搬送を余儀なくされるケースもあり、夜勤の看護師は一人しかいないので、そういう時は他の看護師をたたき起こして出勤してもらい、夜勤の看護師は救急搬送に同乗するのだそうです。そして「この状態なら、施設で看れるでしょ?」と帰されてしまうとき、多分施設の職員さんに移送のための車も出してもらわなくてはならず、とても大変だと話してくださいました。

救急搬送を余儀なくされる状況なのに帰されてしまうケースの中には、ちょっと大変な医療処置を施設でやれというような話まであるそうで、高齢者の入院が困難になっている状況がある様に感じました。
恐らくはコロナの影響というよりは、自公政権が進める病床削減の影響ではないかと思われました。

ちょうど今日、しんぶん赤旗にこんな記事が掲載されていて、とても驚きました。

コロナ禍の2020年、つまり昨年、削減された病床数は3400床。その削減のために補助金が出され、その補助金はすべて国費。さらに言えば全額消費税が充てられたとのことです。

あまりにも驚きの記事です(@ ̄□ ̄@;)!!
コロナ感染者が入院もできず、医療にもアクセスできないまま自宅で一人命を落としていった人は後を絶ちませんでした。
医師も看護師もベッドも足りない状況があまりにも明らかな中で、多額のお金をかけてベッドを減らした自民党と公明党の政権。
しかもその財源は、「社会保障に全額充てる」とした消費税。
社会保障を削るために消費税を遣ったのかと、驚きます。
そして高齢者が入院すらできない状況が、着々とつくられています。
そんな中でも母が入院できたことはラッキーでしたが、本当にひどい、人権軽視・人命軽視の政治が続いていることを、とても残念に悲しく思います。