新病院建設が白紙撤回に

2024年11月20日

昨日の東京新聞埼玉版、吉川美南駅東口に予定されていた新病院建設が白紙に戻されたことが大きく報じられています。

2021年12月議会の一般質問で、私は病床削減に向けた市の対応について問いました。その時の答弁は、
「東部保健医療圏における病床数は、埼玉県地域保健医療計画に定める基準病床数を下回っている。平成30年に病院整備計画の公募が行われ、266床の整備を進めることとなった」とのことでした。
私はこの266床のうち224床が大和ハウスと葵会さんにより整備されるのだと理解して、とても嬉しく思っていました。
しかし残念なことに白紙に戻されたというのがこの記事です。
記事には「県内は人口10万人あたりの医師数、病床数共に全国平均を大きく下回っている。県地域医療構想でも、吉川市など6市1町の東部保険医療圏は病床数が不足すると推計されている」と書かれています。
病床不足の改善を心から楽しみにしていたのに、本当に残念でなりません。
県民・市民のいのちと健康の大問題だと思っています。

「市によると、事業者側は建築費や医療機器の高騰、金利上昇などを理由に挙げ『葵会の経営判断として、総合病院の整備計画を中止した』と説明している」との記事です。
昨今では国公立病院の新病院の建設は見込めず、民間医療機関に依存している状況だと思います。
本当にそれで良いのか、国・県・市町村の責任は???ということが問われているように思います。