5年ぶりのリベンジ旅行~南房総半島に~

2025年02月02日

南房総半島に、1泊で出かけてきました。
もう5年前の話になってしまいましたが、1月に私にとっては2回目だった市議会議員選挙がありました。
その慰労のために旦那くんが温泉ホテルを予約してくれたのでした。
確か3月末に予約していたと思います。
ただ、選挙が終わるとほぼ同時期に日本でもコロナ感染が広がり始めていることがわかり、その後すぐにクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号での集団感染。自粛ムードと緊張が広がり、そして緊急事態宣言・・・。
とても旅行できる状況ではなくなってしまい、予約をキャンセル。諦めました。

今回5年ぶりのリベンジで、行ってきました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
内房線の駅で降りて観光案内所に行くとどこでも『南総里見八犬伝』を宣伝していて、なんだか懐かしい気分に浸ってしまいました💕

子どものの頃、月曜から金曜の夕方6時台、確か6時30分~45分くらいの15分間だったと思うのですが、NHKでドラマや人形劇をやっていたと思います。
中でも『南総里見八犬伝』は忘れられない記憶で、確か私が小学校5年生か6年生の頃だったと思います。
「たまずさが怨霊」に惑わされながらも、「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」の数珠球を持つ八犬士が里見家のために集まっていく様子はとても面白く、なによりも「我こそはたまずさが怨霊」と言いながら怨霊が出てくる場面は子ども心にとても恐ろしく、でも見ないではいられないというような感じで虜になっていました。

今では「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」という言葉には、忠誠心を押し付けられたような不快感を抱きますが、当時は幼馴染と競い合うように滝沢馬琴の原作を子ども用に読みやすくした児童書を読み合ったり、とにかく夢中でした。
そしてやがて十返舎一九の『東海道中膝栗毛』を読み始め、様々な読書へと広がっていきました。
その頃から読書好きになった気がします。

ノスタルジーに浸る、とても楽しい旅でした。

このところ何をしても全然楽しいと感じられず、なんだか自分の感情が凍り付いてしまったような気がしていました。心に潤いがないというか。
久しぶりに潤いを取り戻したような、ゆったりとしたひと時でした